【晴海に住む夫婦がまとめる】東京BRTとは?ルートや運賃、実際の使い心地

東京BRT

晴海を含む湾岸エリアには、公共交通機関の一つとして「東京BRT」が運行しています。

東京BRT、名前は聞くけど、使い心地はどう?ていうかそもそもバスとは違うの?といった疑問がわきますよね。

実際に毎朝通勤に使っている私たちが、東京BRTのルートや運賃などの基本的なことから、実際の使い心地まで生の声で紹介します。

なお、「晴海・豊洲ルート」の詳細はこちら→【晴海に住む夫婦がまとめる】東京BRT(晴海・豊洲ルート)って?

この記事を読んでわかること
・東京BRTの基本的なこと
・実際の使い心地(「定時性」「速達性」(「輸送力」)について、メリット、デメリット)

東京BRTの基本的なこと

東京BRTとは

そもそもBRTとは何かについて、東京BRT公式より以下のように説明されています。

BRTとは、路面電車と比較して遜色のない輸送力と機能を有し、定時性・速達性を確保した、バスをベースとした交通システムを指します。

TOKYO BRT とは? | 東京BRT (tokyo-brt.co.jp)

これは、路面電車とバスの良さをいかした交通機関といえそうです。

ちなみに、BRTとは「bus rapid transit」の略です。

そして、東京BRT(以下「BRT」)は、虎ノ門ヒルズ・新橋といった都心と、勝どき・晴海・豊洲・有明方面といった湾岸エリアを結ぶBRTを指します。

いやいや、結局バスやろ?そう思っている方、詳しくは、後の見出しの「実際の使い心地(「定時性」「速達性」(「輸送力」)について、メリット、デメリット)」のところでまとめますが、実際使ってみたら、これがかなり便利なのです。

東京BRTはX(旧Twitter)も運用しています。ほぼ毎日更新されていて、東京BRTの情報がえられますので、興味のある方はぜひのぞいてみてください。

東京BRT公式Xはこちら→https://twitter.com/TOKYO_BRT

ルート、運賃など

2024年2月現在のBRTの運行ルートはこのようになっています。

東京BRT_A4チラシ_トンボなし (tokyo-brt.co.jp)

行先ごとに4つのルートがあります。

運賃は、大人/220円 小児/110円。現金可。交通系ICカードとクレジットカードも使えます。

東京BRT全線で使用可能な、IC一日乗車券も発売しています。こちらは大人/500円 小児/250円。

定期券ももちろん販売しています。金額は以下のとおり。



東京BRT_A4チラシ_トンボなし (tokyo-brt.co.jp)

私たちはこの定期券を持っているのですが、適用範囲はなんと「東京BRT全線」!つまり、東京BRTのどの停留所でも乗り降りできちゃう!ということなのです。

このことからも、BRTは、晴海を含めた湾岸エリアのインフラの一部と位置付けられているのがよくわかりますよね。

実際の使い心地(「定時性」「速達性」(「輸送力」)、メリット、デメリット)

「定時性」「速達性」(「輸送力」)について

公式の説明でもあるように、BRTは「定時性」「速達性」(「輸送力」)を特徴としています。

この3つの性質について、実際に使ってみた感想とともにまとめてみました。

定時性

BRTはほぼダイヤ通りにきます。これは、通勤に使用している私たちからするとかなりありがたいこと。

通勤時間の平日6時~8時台でもほぼ遅れなどはなく、ダイヤ通りに到着します。どちらかというと、平日夕方18時~19時台は遅れ気味ですが、それでも2、3分程度です。

時間が読みやすいので時間通りに停留所につけばよく、無駄な時間を過ごすことがなくなりました。

また、電車のように遅延要因(人身事故や車両不良)が少ないことも安心です。

ちなみに、今まで使用していて人身事故にあったことはありません。

速達性

通常の都営バスは停留所同士の間が約300mであるのに対して、BRTは停留所同士の間が約1㎞あります。

都営バスって、ちょっと進むとすぐ停留しませんか?少しスピードが出てきたなと思っても、停留所についてしまうので、停車して、再び発進の繰り返しです。

これに対して、BRTは次の停留所まで距離があるのでこまめに停車することなく、スピードを出して走行することができるのです。

たしかに、目的地までの到着はかなり早く、晴海BRTターミナル停留所から新橋停留所までは15分、虎ノ門ヒルズ停留所(終点)まで乗っても20分程度です。駅まで行って、電車に乗って、目的地まで行くことを考えると、BRTがいかに早いかを実感します。

輸送力

BRTは輸送力にも力を入れています。

通常の車両は1人席が10席程度、2人席が10席程度あります。

これでも乗車人数に対してはちょうどいいくらいなのですが、混雑する時間帯には連結車両と呼ばれる車両が走行しています。

連結車両はこの約2倍の人数を輸送できるので、座れる人数も増えますし、乗車できずに見送る確率も減ります。

混雑具合が高いであろう平日朝の時間帯で、停留所の中でも利用者の多い勝どきBRT停留所でも、並んでいて乗車できない可能性はかなり低いです。

メリット

上でまとめた内容ももちろんメリットなのですが、実際に使ってみた中でメリットだなと感じることがいくつかあったのでまとめてみました。

①定期券(又は一日乗車券)で全線乗れる

これはかなり重宝している情報なので、是非知っておいて欲しいと思って挙げました。

BRTは上でまとめたように、購入した定期券の適用範囲はなんと「東京BRT全線」!つまり、東京BRTのどの停留所でも乗り降りできちゃう!のです。一日乗車券も適用範囲は「東京BRT全線」!

晴海から、勝どきや新橋、虎ノ門ヒルズの方へ行くこともできれば、豊洲市場や有明、国際展示場の方へも行けます。

私たちは、平日は虎ノ門ヒルズ方面の職場へ通勤で使用し、休日は豊洲市場(この間オープンした千客万来)や有明ガーデン方面に遊びに行ったりしています。

もちろん豊洲なんかは徒歩でも行き来できますが、BRTを使えると、荷物が多かったり、疲れたりしたり、いざというときに安心ですし、時間の短縮にもなります。

晴海あたりで生活される方は、定期券おすすめです!また、一日観光という方は一日乗車券がかなりお得でおすすめです!

②運転手さんが丁寧

BRTの運転手さんはどの方もみなさん丁寧だなあという印象です。

運転はもちろんですが、案内も落ち着いた声で丁寧ですし、乗降時の挨拶も欠かさずにしてくれます。

これから一日が始まる、仕事終わりで疲れている、るんるんのお出かけっていう時に気持ちよく過ごせるのは大事ですよね。

③各席にコンセントがついている

車両にもよりますが、BRTでは各席にこのようなコンセントがついています。あまり情報が出ていなかったので実際に写真を撮ってきました。

このコンセントは自由に使用でき、乗車の間にスマホやイヤホン、ゲーム機の充電ができます。

これは通常のバスではないサービスで、移動中に充電できるのでかなり効率的です。

④乗降時に車両が傾く

これ、おもしろいですよね。BRTのドアが開く際、乗り降りしやすいように車両が少し傾くんです。

歩道と車両がフラットになることで、小さな子供や高齢者も乗り降りしやすくなっています。

スカートを履いていたり、少し高めのヒールだったりする女性にとってもうれしいですよね。

また、雨の日に降りるときに、道路の水がぴちゃっと跳ねてしまう、なんてことも少ないです。

⑤車いすスペースが広い

BRTはバリアフリー化の一環として、車いす用のスペースが広くとられているので、様々な方にとって便利な仕様になっているなと思いました。

例えば、ベビーカーで乗る方はベビーカーをベルトで繋げますし、大きなスーツケースや荷物を持っている人たちも余裕をもって乗車できます。混雑時には立ちスペースとして活用されています。

こんな感じです。

⑥走行音が静か

BRTは燃料電池車両のため、走行音が通常のバスに比べて静かです。また、変速時のショックもありません。

話もしやすいですし、ウトウトするのもありです。

ちょっとしたことではありますが、毎日乗る私たちからするとストレスなく乗車できて使いやすいです。

デメリット

メリットに比べてかなり少ないですが、実際に使ってみて感じたデメリットを挙げてみます。

①車両にばらつきがある

同じBRTでも、時間帯や走行ルートによって使用している車両にばらつきがあります。

上で挙げたメリットは車両によって若干の差があるような気がするので、できればすべて新型車両に統一してもらえると、東京BRTとしてのブランドも安定し、利用者としては安心して使用できるな~と思います。

ただ、以前に比べて、新型車両の割合も高くなっているようなので、入れ替えを行っているタイミングなのかもしれません。

②停留所の整備の余地あり

東京BRTの停留所は、東京BRTの標識だけで屋根などがないところが多いです。

本格運行までは停留所の移動等も考慮して簡易的なつくりにしたのかもしれませんが、これからは整備を進め、雨風よけを兼ねた、わかりやすくはっきりとした停留所にしてくれると思います。

現に、勝どきの下り方面は、このようにおそらく東京BRTの停留所を作るための道路拡幅工事をしており、4月には完了するようです。

まとめ

BRTは国内でも公共交通機関として最先端の試みです。

利用者も多く、みなさん便利に感じているのではないかなと思います。

私たちも、BRTを使う前は正直あまり期待していなかったのですが、いざ使用してみるとかなり便利で、今ではなくてはならないインフラと感じています。

今後は、東京や銀座へのルートも延伸する計画もあるようです。

出張や旅行で新幹線を使う方にとっても益々使いやすくなりそうですね!

メリットは上で挙げきれないほどあるので、みなさんも是非一度使ってみてください♪

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